プエラリアでの体調改善・美容効果 プエラリアの精神安定効果の理由は?

プエラリアといえばバストアップや美肌効果が注目されがちですが、女性の精神面を安定させる効果もあるのです。 プエラリアはどのような形で、精神安定効果を発揮しているのでしょうか。

卵胞ホルモンには精神安定効果がある

女性ホルモンには卵子を育てる卵胞ホルモンと、妊娠しやすい体にしてくれる黄体ホルモンの2種類があります。 低温期には卵胞ホルモン、高温期には黄体ホルモンの働きが強くなります。
実は卵胞ホルモンには、セロトニンという脳内物質の分泌を促し、精神面を安定させる効果があるのです。

生理前に精神面が不安定になった経験がある人は多いでしょうが、これは黄体ホルモンの働きが強くなる代わりに、卵胞ホルモンの働きが弱くなってしまうことが一因です。 いわゆる「マタニティーブルー」も、妊娠中に黄体ホルモンの働きが強くなることが関係しています。

また、思春期の精神面の不安定さは、卵巣が未成熟で卵胞ホルモンの分泌が安定していないことが原因です。 更年期のイライラも、卵巣の衰えからくる卵胞ホルモンの分泌量減少によるものです。

プエラリアは卵胞ホルモンを補完する

プエラリアには、卵胞ホルモンに似た働きをする成分が含まれています。
ホルモンは体内の受容体という器官と結合することで効果を発揮する仕組みになっていますが、プエラリアは卵胞ホルモンと分子構造が似た物質を含んでおり、これが卵胞ホルモン受容体と結合して効果を発揮するというわけです。

プエラリアを摂取することは、卵胞ホルモンを「増やす」ことに似ています。 これによってセロトニンの分泌量が増加すれば、精神面が安定してくれるのです。

バストアップ効果や美肌効果と同様に、卵胞ホルモンを補完しているというわけです。 こうした精神安定効果は、更年期障害からくるイライラを抑えるのには効果的です。

ただ、生理前や妊娠中、思春期にプエラリアを摂取するとホルモンバランスを崩し、体調が悪化してしまう原因になりますので、注意しておきましょう。