プエラリアとプラセンタは、ともにバストアップ効果があるとされていますが、両者はいろいろな点で異なっています。 プエラリアとプラセンタにはどのような違いがあるのか、説明していきましょう。
女性ホルモンを「増やす」プエラリア
プエラリアは、タイ北部やミャンマー原産のマメ科の植物です。 サプリメントとして摂取しているのは根の部分で、原産地付近に住む少数民族の間では「若返りの薬」だとされていました。
プエラリアに含まれるプエラリンやゲニステインは、女性ホルモンの一種・卵胞ホルモンの受容体と結合し、卵胞ホルモンに似た働きをしてくれます。
女性ホルモンは卵胞ホルモン、黄体ホルモンともバストを大きくする働きがあります。 プエラリアを摂取することは、実質的に卵胞ホルモンを増やすことになりますので、これがバストアップ効果につながってくれるのです。
ただ、卵胞ホルモンが増えすぎると黄体ホルモンとのバランスが崩れ、体に悪影響を及ぼします。 プエラリアも過剰摂取すると副作用が出るため、扱いの難しいサプリと言っていいでしょう。
バストの細胞分裂を促すプラセンタ
これに対してプラセンタは、動物の胎盤由来の成分です。 市販されているものは、豚や馬の胎盤を原料としたものが主流です。
プラセンタは赤ちゃんを育てるため、特定の細胞の分裂を促す成長因子という成分が含まれています。
この成長因子の中には、バストの細胞分裂を促すものがあり、これが豊胸効果につながっているのです。
プエラリアと一緒に摂取すれば、より大きな効果が期待できそうです。
また、プラセンタには体内のホルモンバランスを整える働きもあります。 プエラリアによってホルモンバランスが崩れかけている場合、プラセンタが元通りに戻してくれる可能性もあるのです。
プエラリアとプラセンタは似たような名前ですが、原料も効果も全くと言っていいほど違っています。 同時摂取すれば相乗効果が望めそうなので、試してみてはいかがでしょうか。